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ジャンプ買いました。ついに始まりましたね銀魂強化月間。いろんな企画

がてんこもりのようで。銀ちゃんどアップ表紙だけでも「うおおっ」と

なりましたよ。本当に映画やるんだ~と感慨ひとしお。煽りが銀魂っぽく

っていいです。予告は銀魂っぽく、いつものようにたる~くやってくれて

も良いです。紅桜が手に汗握る熱い話だということは、私達が知っていま

すから。

そして、巻頭カラーページで浮いている人が。なんなのでしょう? あの

得意気な勝ち誇った笑顔は。クソ、かわいいじゃねェか。本編は先週から

の続きなのですね。彼女のあんな事情がここで明かされるとは思ってもい

ませんでした。すごい伏線だ。さすが空○んたま。


拍手ありがとうございました。いつもありがたいです。嬉しいです。


↓に短い話を書いたので良かったらご覧ください。ネタバレと言えばネタ

バレになりますので、未見の方はご注意を。



以下反転。




「OKでーす。お疲れっした~。みなさんもう着替えていいですよ~」

キャメラマンのOKが出て一同ほっと溜息が出た。強化月間第一週目を飾る

写真撮影のため、みな趣向をこらした衣装を着ていたのだ。

やれやれお疲れと声を掛け合いながら、男子は男子、女子は女子の控え室

へと引き上げていく。銀時も窮屈なネクタイを緩めながら着替えに行こう

としたら、燕尾服の裾をぐいっと引っ張られた。

「あん?」

後を向くと全身黒ずくめの怪しいヤツがいる。無視を決め込みくるりと前

を向くとさっさと歩き出そうとした。しかしまたもやぐいっと引っ張られ

る。それも無視して前に進もうとするが、後からもぐぐぐと引っ張られ

る。

「っせーな。引っ張るんじゃねェよ。離しやがれ」

大きく一歩を踏み出しながら喚くとぱっと裾をつかむ力が消えた。

「どわわッ」

均衡を保っていた力がなくなり、当然銀時はつんのめりビタンとこけた。

「てめェバカヅラ! なにしやがるんだ!」

「バカヅラじゃない。ダースベイダーだ」

いつもとは少し違うパターンの決まり文句を高らかに言って、フハハハハ

と笑い出す桂。

「うう~。イッテェ。てめェのせいでデコ打っちまったじゃねェか」

ぐちぐちと文句を言ったが桂は聞いちゃいない。

「どうだ銀時? 俺のコスプレは」

銀時は大きな溜息をついた。最初にダースベイダーもどきを見たときか

ら、今日は絶対無視しよう、絶対関わらないと決めていたのに。

「この目がポイントなのだぞ。エリザベスの目を模しているのだ。ちょっ

とカッコカワイイだろう?」

「ウゼェェェッッッ!!!」

「ぶべらっ」

銀時はもどきに飛び蹴りを喰らわせた。

「な…何をする銀時…。おまえも気に入ってくれるだろうと思っていたの

に…」

ヨロヨロと立ち上がりながら恨めしそうに言う桂。

「誰が? どこの誰が気に入るって? てめェだけだンなカッコしてきた

のは。ワケのわかンねェカッコしやがって」

「何を言うか。俺は俺なりに考えてこのコスプレをしてきたのだぞ」

「ハアーさいですか。で、なにをどう考えるとこうなるワケ?」

ヘルメットをガンガン叩きながら聞いてやった。

「俺のコスプレと言ったらキャプテンカツーラだ。宇宙のキャプテンだ。

したがただのキャプテンではせっかくの銀魂強化月間に、華を添えられな

いのでな。宇宙キャプテンをつきつめたらダースベイダーに行き着いたの

だ」

ものすごく誇らしげに言い切る桂にもう眩暈も起こる気がしない。

「どうだ銀時。お父さんと呼んでも良いのだぞ」

「ウゼェェェ! おめェホントにウゼェェェ! 帝国といっしょに崩壊し

て銀河の彼方に消え失せろォォォォ!!」



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