小説バトン

三、四年くらい前でしょうか。以前のサイトをやっている時に、友人から

小説バトンなるものが回ってきました。気に入っている小説を五個あげ

て、次の人に回すというものです。（皆様ご存知ですよね）

その時私が選んだ小説は。

①　京伝怪異帖

②　鬼平犯科帳シリーズ

③　シャーロックホームズシリーズ

④　シャイニング

⑤　呪われた町

でした。

①と②では時代小説のおもしろさを知り、③は言わずと知れた今でも読み

継がれる世界的ベストセラー、科学捜査などほとんどない時代に目と足と

頭をフルに使った推理が冴える、その手法は今の捜査にも通じる物があり

驚きます。主人公のホームズの性格が少々破綻しているのも魅力の一つで

した。④と⑤はアメリカ人の同じ作家の手による作品です。ホラーです。

何気ない日常の事柄を細かに描きながら、それらが一つに繋がりじりじり

と追い詰められていく心理的圧迫感がたまりません。読み始めたら止めら

れないおもしろさでした。

何故今頃昔の小説バトンの話をしているかというと、今、小説読みたい時

期にいるからです。漫画は常に読みたいモードでいるのですが、小説はも

のすごく読みたい時期と全く読まない時期があるのです。それでバトンの

ことを思い出しました。

あれから何年かたち、他にもおもしろい本を読みました。今、バトンをや

ったら入れ替わる作品があるかなーと考えましたが変わりません。上に挙

げた五作品は不動です。心に強く残る作品となっています。


拍手ありがとうございました。いつも励みになっております。これからも

がんばります。