アニメ

本日のアニメ銀ちゃん。ネタバレ防止のため続きへどうぞ。


拍手ありがとうございます。こんな地味サイトに来てくださる皆様のお気

持ちが本当にありがたいと思っています。

Ａパート。ここまで崩して良いのかヒッジー。いや、ヒッジーという私の

呼び方からして崩れていますが、彼はクールで強面たまに見せるマヨへの

あくなき執念が魅力だと思っていたのですが。あのほにゃほにゃフェイス

はどうしたことだ。なんか…。ちょっと見ていられなかった…。

にしてもジミーが災難で、総悟がイジワルでそこはヨカッタ。


Ｂパート。こちらはコミックスより。

なんといっても銀ちゃんの愚痴がびくびくっぷりがナイス！　愚痴たれて

こその銀ちゃんです。屁理屈こね回す銀ちゃんの愚痴が大好き。

そしてオバケ恐かったり歯医者さん恐かったりヤーさんbee恐かったり。

情けないところがとても可愛いんです。夜叉じゃなくて人並みの暮らしを

送っている人ってところがいいんです。恐いものは恐いとフツーの反応を

するところが好きです。

今日のアニメから短い話を↓に。よろしかったらどうぞ。



とっぷりと日が暮れて家路をたどる。がさつく防護服となんとなく重い気

持ちを引きずって。

「なんと言うか…。すっきりしない仕事でしたね…」

「あーそだな…」

「星一つって案外簡単に壊れる物なんですね…」

「ホントにね…」

新八がボソリと言えば銀時もボソリと返す。

「大丈夫アル。坊主たちがドキョウをしてくれたアル。ヤツらは無事に昇

天したネ。きっと天国（そら）で新しい巣を作ってるアル」

「ンならいいンだけどよ…」

地球産とは比べ物にならない馬鹿でかさの蜂の巣は、蜂の巣だけれど彼ら

の星でもあったのだ。それが壊滅した。物のはずみとはいえその原因を作

ってしまったのだから後味も悪いというものだ。

「銀ちゃんも新八も元気出すアル。姐さんは無事だったんだからまたやり

直せるアルヨ」

「そうですよね」

「ンだな…」

神楽の言葉に二人の顔もやっと明るくなった。

「あー腹減ったなー」

「早く帰って晩御飯にしましょう」

現金なもので気持ちが楽になったら急に腹もすいてくる。神楽も腹が減っ

た腹が減ったと念仏のように唱えながら万事屋まで帰ってきた。

階段を上がろうとした三人の足がぴたりと止まった。

「ナニ？　コレ」

階段の下に人が伸びている。

「桂さんじゃないですか。頭の上に袋乗ってますけど。どうしたんでしょ

う」

「ヅラ。ナニやってるアルか？　死んだふりは蜂には効いても私たちには

効かないアルよ」

イヤイヤイヤほんとは蜂にも効かないンだよ神楽ちゃんと思いながら、銀

時は桂を蹴飛ばした。

「起きろバカヅラ。人ンちの前で寝てンじゃねえ」

「う、う～ん」

桂が唸る。

「良かった。気を失ってるだけですね。この状況から見ると階段から転げ

落ちたみたいですけど…」

桂がゴロリと体の向きを変えたので、頭の上にあった袋ががさっと音をた

てて落ちた。

「ナニアルか？　コレ」

袋から覗いた物を拾い上げて銀時に見せる神楽。

「こいつぁファミコンじゃねェか」

「ファミコン？」

袋が落ちて露わになった桂の額には大きなコブができていた。

三人は顔を見合わせた。

なんかデジャヴ？

「女王蜂ィィィィィ？」




あそこまでゲームが出てくれば、ヅラのファミコンが出てくるというもの

で。ヅラはファミコンを手に入れたので（たぶん党員からの貢物）、銀ち

ゃんに自慢しに来たんです。でも階段を上がっている途中で足を滑らせて

転がり落ちて、ファミコンを入れていた袋が頭に当たってコブができて伸

びていたというオチでした。お粗末様でした。