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今週号の銀桂。なんと言ったら良いかもうもう!!

んで小噺です。ネタバレになりますので、未読の方はご注意を。




古い記憶がよみがえった。

『銀時お前は先にいけここは俺がくい止める』



あのドロ沼だった戦場でおめェは何度も俺にそう言った。背後から迫って

くる敵をなぎ払い、俺を前に進ませるために。その先で待っている仲間達

を救う道を切り拓くために。おめェは何度もそう言って何度も俺の背中を

守っていた。だから俺は前だけ見て走り抜けた。いつもいつも。


戦の記憶は辛い。正直思い出したくねェ。でも忘れることもできねェ。

一生胸ン中で澱みのようになって抱えていかなきゃならねェもんなんだ

ろな。

血と死と絶望しかなかった戦場の記憶。だけどそン中でたった一つ光るも

のがあるとしたら、それはおめェだヅラ。

『銀時お前は先にいけここは俺がくい止める』

俺は一度だっておめェのその言葉を疑ったことはねェ。おめェがいけと言

うなら俺は行くんだ。そンで絶対おめェは敵をくい止めて後から追いつい

てくる。

ピタリと合わさっていた俺達の呼吸、意思。身震いがするほど俺達は一つ

だと思っていたさ。俺の背中を託せるのはおめェだけ。俺の相棒はおめェ

だけだ。


なあヅラよォ。俺達はホンットに腐れ縁だよな。いっしょにカマんなって

働いてみたり、妖刀騒動に巻き込まれたり、玉手箱でじじいになってみた

り、今度は祟りをもらって猫にまでなっちまった。

でもよ。猫ンなったのが俺だけじゃなくて良かった。おめェもいてくれて

良かった。おめェはバカで電波でボケてて物騒でウザくてすっとこどっこ

いでどうしょもねェヤツだけどよ。猫ンなっても笑っちゃうくらい普段の

まンまだけどよ。真っ直ぐな魂も折れない心も変わっちゃいねェ。

だから俺はおめェを信じて行くんだ。猫どもを救いに。


今は白い羽織も長い鉢巻も刀も持ってはいねェけど。しかも四足走行なン

かしちゃってるけど。俺は行くよ道を切り拓きに。だからおめェも絶対に

後から来るんだぞ。



ホウさんの下へ走る銀猫が、ふと若き日の銀ちゃんー白夜叉ーに見えたの

です。それで↑のような小噺を書いてみました。今週号は突っ込みたいと

ころ、萌え転がりたいところが多すぎて一日では書ききれないので、また

明日にでも。
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