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本誌銀魂のおかげで萌MAX続行中です。またネタバレになるようなことを

書きますので、続きは飛びます。



お登勢さんとホウさんの出会いを考えてみた。

雪がちらつく寒い冬の深夜過ぎ。最後のお客を送り出して店仕舞いをしよ

うとしたお登勢さんが、スナックの路地脇にうずくまっている猫を見つけ

る。丸まって震えているブチ猫。

「なんだいアンタ野良猫かい? 随分とガリガリだねェ。この町には来た

ばっかりなのかィ?」

猫は面倒くさそうに薄目を開けた。

「腹が減ってるんならなにか食わせてやるよ。たいしたものはないけど

ね」

そう言ってお登勢は店に戻っていった。飯を食いに来るかそのまま寒さと

空腹に震えているほうを取るかは、あの猫に任せれば良い。ただ猫一匹が

通れるくらいに扉を開けておいてやった。

しばらくして音もなく猫が店の中に入ってきた。まだ若い猫で丸まってい

た時よりも更に痩せこけて見えた。

お登勢は黙って飯を用意する。器にご飯を盛り、焼き魚をほぐして混ぜて

味噌汁をかけまわす。

「ほらお食べ。店の残り物で悪いけど、何にもないよりはましだろ?」

ことりと器を床に置いてやった。若い猫はふんふんと匂いを嗅いでいた

が、安全だと見極めると顔を突っ込んだ。

脇目も振らすにがつがつもしゃもしゃと食っている。喉に詰まらせるんじ

ゃないかと心配になるくらいの食べっぷりだ。

「この町は厳しいからね。てめぇで飯が食えるようにならないと生き残っ

てはいかれないよ」

煙草をふかしながら、猫が食べている様子を眺めていた。

やがて綺麗に食べつくすと猫はじぃっとお登勢を見つめた。

「泊まっていったっていいんだよ。今日は特別冷えてるからね。外で寝る

よりはそこの椅子に丸まってるほうがまだマシってもんさね」

猫はお登勢の言葉がわかっているような顔つきで聞いていたが、一度ぎゅ

っと目を瞑るとくるりと背を向けた。

「行くのかい? それもいいさ。アンタの人生だアンタが決めることだ」

猫は音を立てずに歩き出した。

「また腹が減ってどうにもならなくなったらここを思い出しな」

ぴんと尻尾をたてて、雪の中へ出て行く猫の背中に声をかけた。



こんな感じを考えてみました。やはり雪は必須アイテムかと。銀ちゃんと

の出会いも雪の日でしたし。

お登勢さんと出会った頃のホウさんは大人猫になったばかりで、まだボス

でもなくて痩せこけていた感じを希望。なんか本当に銀ちゃんぽいな。


かぶき町野良猫去勢計画に次々とはまっていく猫たちを床下から眺めてい

た猫Sとゴリ。三匹が行くには笑いましたが、この三匹は大丈夫なのか?

白黒猫は知り合いだと暴露してますよね。ゴリさんの前で名前呼び合う

し、殴ったり蹴ったりとお馴染みのドツキ漫才繰り広げるし、じゃれ合い

過ぎ。池田屋、紅桜事件で銀ちゃんは桂一派と関わりがあるんじゃないか

と真選組に目ェ付けられてるんだから気をつけないと。

まあ近藤さんも今はいろいろ一杯で二人の関係なんて彼岸の彼方に飛んで

いってしまっているでしょうけれど。元に戻ったときに一悶着にならない

かしら。銀さんが攘夷志士と関わりありと当局にしょっぴかれたりするの

は、桂の本意ではないでしょう。銀さんが自分から攘夷に戻ってくるなら

大歓迎するでしょうけれど、守るもの大切な人を抱えて居場所を見つけた

彼を攘夷に引きづり込むことは最早桂はしないはず。

なんだか真面目に語ってしまいましたが、猫Sとゴリの取っ組み合ったり

罵りあったり慰めあったり一致団結したりは見ててとってもおもしろいの

で、しばらく続いてくれると嬉しいです。

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